プログラミング教室での授業風景
お久しぶりの投稿になりました、プログラミングブログです!
英語の講師に代わり、今後は日本語クラスでのプログラミングレッスンの様子をお届けさせていただきます。
さて、プログラミングを習わせている保護者のかたからよく質問させることの中に、「どんなことをしているの?」という質問があります。
これはどんな習い事にも言えることではあるのですが、まずはお子様自身が「ここで何を学ぶのか」を理解するところからはじまります。
例えばピアノのレッスンならば、ピアノの前に座り、自分の指で音を鳴らすところから。
プールのレッスンならば、溺れないよう手や足を動かし、姿勢を保つところから。
プログラミングでは、マウス・キーボードを操作しパソコンを動かすところから。
最近の子どもは、スマートフォンやタブレット端末の影響から、画面にタッチして操作しようと手が伸びがちですが、当教室ではマウスを使い、きちんとしたフォームでキーボードを使用できるよう、毎レッスンで欠かすことなくタイピングの練習に取り組んでいます。
タイピング練習の時間には、自分の名前の入力、50音(濁音半濁音・拗音)、ランダムに指定された単語、そして短い文章、など様々な練習をしています。
パソコンを使いこなすためにはタイピング能力が必須になります。
そして、当教室では主にプログラミングの練習として「scratch」というソフトを使用しています。
プログラミングは、コンピュータにさせたい仕事を順番に指示していくこと。と、少し難しいように感じますが、scratchではマウスの操作が基本で、ブロックを移動しながらコードを作成していく、ゲーム感覚で学ぶことができます。
「数メートル先にネズミがいて、そのネズミに餌をあげたい。」
といった場合、まず1歩進む。まだ届かないのでもう1歩進む。また1歩。ネズミに届くまで繰り返します。
ネズミの目の前まで来たら餌を取り出し、そしてネズミに向かって餌を差し出す。
餌をあげ終わったら、右に回転。もう一度右に回転、すると反対を向くので、来た道を同じ歩数進ませて元の場所に帰る。
といった複数の指示を使います。
鳴き声や足音など、音を入れるときにもひとつずつ「どのタイミングで音を鳴らすか」考えて選びます。
目的を果たすために必要なブロック(指示)を明確にし、それを順番通りに並べていき、実行させることがプログラミングです。
ブロックにはたくさんの種類があるため、覚えることがまず最初の難関ですが、何度も何度も同じブロックを使い、慣れていき、だんだん自分の思い通りの動きをさせることができるようになると、子どもだちの豊かな想像力から素晴らしい作品が生まれるようになります。
グループレッスンならではの、ほかの生徒さんの発想や思考を目の当たりにし、ともに成長することができます。
また、自分が考えたプログラムをほかの人に発表したり、誰かに「教える」ことも学びのひとつです。
このブログでは、今後、その日の授業の内容や、新たに気付いたこと、新しい発見など、プログラミングの魅力を少しでも多く発信できるよう、綴っていきたいと思います!